議会報告ASSEMBLY REPORT

2007.12.10 カテゴリ:平成19年9月定例会 吉野川の水難事故対策について

 吉野に帰るとき、吉野川の流れが見えてくると、ほっとした気分になります。昔に比べれば汚れてきたとはいえ、まだまだ清らかなその流れは、訪れる者の目を楽しませ、人の心を癒しております。毎年夏になると、釣りにキャンプに、川遊びに、多くの人々が訪れるのも、このような吉野川の魅力に惹かれてのことだと思われます。数多くある吉野川の景色の中でも、特に吉野町にある宮滝は万葉の昔からも歌に詠まれ、多くの人を惹きつけてまいりました。ところが、この魅力ある宮滝の地が、近年は別のことで有名になりつつあります。それは毎年繰りかえされる水難事故でございます。宮滝あたりで吉野川は、せり出す岩に挟まれて急流となり、その急流に飛び込む者が後を絶たないのです。幾ら遊泳禁止の看板があっても役に立たず、今年もまた犠牲者が発生いたしました。近年、キャンプや川遊をする人のマナーの悪化が言われておりますが、個人のマナーが大きな問題であることはその通りだと思いますが、尊い人命が失われていることを考えるときに、果たしてマナーだけの問題として片づけてもいいのでしょうか。万葉の地、宮滝を別のことで有名にさせないためにも、何らかの手だてを講じることはできないのでしょうか。
 そこで土木部長にお伺いいたします。宮滝をはじめとする吉野川での水難事故を防止するために、県として何らかの対策を講じる必要があると考えますが、いかがでしょうか。

 

■土木部長からの回答

 河川は、公共の利益や他人の活動を妨げない限りにおきまして、自由に使用できることが原則となっております。釣りや水遊びなど、みずからの意思に基づき行動する限り、その際の安全確保は自己責任において行うべきものであると認識をしてございます。しかしながら、たび重なる水難事故に対しまして、県といたしましても水難事故現場付近におきまして注意看板を設置し、新たに注意喚起を行ったところでございます。また、現場付近には、これまで吉野町役場、吉野警察署におきまして、注意看板の設置、横断幕による周知だけでなく、遊泳者に対し該当地域における飛込みや遊泳が危険である旨、放送設備による周知など、対策を講じていただいていると聞いております。去る8月30日には、県河川課、吉野警察署、吉野消防署、吉野町ほか行政関係者により対策会議を持ったところでございます。今後とも引き続き関係機関が連携いたしまして、安全な河川の利用に関する啓発を行っていきたい、このように考えてございます。

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