議会報告ASSEMBLY REPORT

2012.03.12 カテゴリ:平成24年3月定例会 林業問題について(1)

鳥獣害対策、特に林業に深刻な被害を及ぼすニホンジカの捕獲対策について、これまでの成果と今後の取組みについて伺いたい。また、ニホンジカの捕獲に大きな役割を果たしている狩猟者、特に銃猟による狩猟登録者数の維持・増加に向けどのように取り組んでいくのか。

 


 ニホンジカによる林業被害は被害面積全体の約3分の2を占めているため、今年度、新たに農林業従事者らが「はこわな」を使用する場合、免許取得後すぐに捕獲ができるよう規制緩和を行い、前年に比べ新規免許取得者が倍増したところでございます。
 さらに、今年度、集中捕獲の取組みを天川村と十津川村でモデル的に実施したところ、通常の捕獲に比べ出猟者1人当たり最大約4倍の捕獲効率を実証できたため、平成24年度から、全県で本格的に実施する予定をしております。
 また、一般的にメスジカは8割以上が毎年妊娠すると言われており、ニホンジカの頭数削減にメスジカの捕獲が有効であります。
 このことから、平成22年度と平成23年度にメスジカ1頭当たり2,500円の報奨金制度をモデル的に実施した結果、平成22年度は前年に比較し、約1.6倍の捕獲効果がございました。このため、県では、平成24年度において、この取組みを重点的に実施するため、1頭当たり5,000円とし、さらに4月から6月の繁殖期には1頭当たり、3,000円を加算して、8,000円に引き上げるための予算を計上したところでございます。
 併せて、銃猟登録者1日あたり3頭というメスジカの捕獲制限の撤廃を予定しており、メスジカの捕獲効果を高める条件整備も進めていきたいと考えております。
 次に、銃猟狩猟者の登録数の維持・増加対策としては、現在、安全技術の向上のための講習会の開催や、報奨金制度の創設及び捕獲出勤時の経費補助等を実施し、狩猟者の登録を促しているところでございます。
 平成24年度は更に、狩猟免許を持ちながら、出猟コストがあわない、あるいは時間的に余裕がない等の理由で、登録を休止している方々に対しまして、報奨金制度の改善策などを踏まえて再登録を働きかけていく予定をしております。
 このために、JAの機関誌等を通じて効果的な広報を行うほか、先進事例などを研究しながら狩猟者登録の増加に向けた取組みを充実していきたいと考えております。

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