議会報告ASSEMBLY REPORT

2012.03.12 カテゴリ:平成24年3月定例会 林業問題について(2)

割り箸は、林業振興・環境対策にも寄与するものと考えるが、吉野材を活用した本県の重要な地場産業である割り箸についての認識と割り箸産業の振興について所見を伺いたい。

 


 吉野の箸の歴史は、南北朝時代に後醍醐天皇への杉箸の献上がその始まりとされ、明治になり吉野杉から酒樽を作った残りの端材が捨てられるのを惜しんで割り箸が生産されるようになったと聞く。
 吉野の割り箸は、製材過程で発声する端材を有効活用した環境に優しい製品であり、林業や製材業とともに吉野地域の隆盛と活性化に大きく貢献してきた重要な地場産業と思料するところ。
 全国の割り箸の生産は、平成に入り、海外からの低価桔品の流入により、大きく減少している。しかしながら本県の割り箸の生産は、吉野材という優れた素材をもとに生産されている他の地方では真似のできない高級ブランド品として、国内生産量の約7割を占めるに至っている。
 県では、これまでから箸を「奈良県の特産品」と位置付け奈良の特産品のカタログや冊子等に掲載するとともにさる2月の「県民だより奈良」でも紹介し、PR等に努めてきたところ。また、平成22年11月からは本庁食堂においてプラスチック箸に替え吉野産の割り箸を使用するなど、その利用促進にも努めてきたところ。
 吉野産の割り箸のシェア拡大に向けては、輸入割り箸との価格差もあるが、今後とも関係業界、関係機関に対し、吉野割り箸の良さをPRし、その利用促進に向けて働きかけて参りたい。
 また、県では、新商品の作り手の想いを消費者に訴求する「奈良ブランド開発支援事業」や県中小企業団体中央会を通じ、事業協同組合等の新商品開発等を支援する「組合等開発品市場化事業」などもあることろ。
 今後は、割り箸業界の意向も伺いつつ、こうした事業の活用も検討しながら、割り箸産業の振興、発展に努めてまいりたい。

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