議会報告ASSEMBLY REPORT

2009.05.19 カテゴリ:平成21年2月定例会 道路の維持管理費の確保について

 高度経済成長期を中心に、これまでに整備された数多くの公共施設が老朽化し、今後これらの施設の維持更新費用が増大していくことが予想されます。
特に、私の選挙区である吉野郡においては、道路が急峻な地形を縫って造られているために、大規模な橋梁や長大なトンネルが多く、昭和四十年代を中心に造られたこれらの施設は老朽化が進み、路面も凸凹でガタガタの状態になっている箇所が多く見受けられます。
 移動手段が車しかない南部山間地域にとって、唯一の移動手段である道路は、地域の生活になくてはならない社会資本であり、安全で快適な道路の確保は、南部山間地域に生活する我々にとっては、死活問題であります。
 昨年末に策定されました「奈良の今後の5ヶ年の道づくり重点戦略」には、幹線道路ネットワークの形成と同時に、便利で快適、安全で安心な暮らしを提供する道路サービスの提供が謳われています。
 しかし、奈良県のように道路整備が遅れている県においては、道路の新設や拡幅改良が、優先課題でもあり重要ではありますが、今ある施設の維持管理もおろそかにできない重要な課題であると思います。
 そこで、昨今の景気後退とこれに伴う税収の落ち込みで今後さらに厳しい財政状況が予想されるなか、今ある施設を適切に維持管理するための費用の確保について、知事の考えをお聞かせください。

■荒井知事からの回答

 奈良県においては、社会資本が更新時期を迎えることから、従来の対症療法的な事後保全か、早めの修繕による予防保全の導入によりまして、施設の長寿命化とライフサイクルコストの縮減を図ることが必要であると認識しています。県が管理する約2000kmの道路には、橋梁が約2000橋、トンネルが約130基ありまして、その中でも、橋梁につきましては、建設後50年を経過したものが全体の2割ですが、20年後には約6割にのぼり、施設の老朽化とその維持修繕に要する費用の増大が、今後の課題であると認識しています。
 道づくり重点戦略でも位置付けましたように、平成21年度に、まず、橋長が15km以上の橋梁につきまして、奈良県橋梁長寿命化修繕計画を策定して、予防保全の導入によります、早め早めの点検、補修を行いまして、手遅れによる大規模な修繕を回避しまして、結果として補修費を下げ、ライフサイクルコストの縮減に取り組むよう考えています。
 このような取り組みにより、長期的な視点にたちまして、計画的かつ適切に道路の維持管理を行ってまいりたいと考えています。

前のページヘ戻る

松尾いさお事務所

TEL:0746-34-5221